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all words by Dr.NORIHIRO KOMIYAMA

Dr. 小宮山のマネージメント講座

日本の小動物病院の今後の動向
(日本ベェツ・グループ三鷹獣医科グループの特徴も併せてご覧下さい)


2000年の動向の分析
今後の5〜10年の動向の指標
 激動する動物病院とその変化の展望と過去の歴史を考える
病院の二極化の現象 病院の格差が選別化
各々の役割分担の選別化

 ■規模の格差・・・大規模と小規模
 ■料金の格差・・・低料金と高額料金
 ■収益の格差・・・高収益と低収益
大都市ほどこの傾向が強くなる
この現象をいかに良い方向にもっていくかが課題となる?
女性獣医師の増加
 ■女性獣医師は世界的な傾向
 ■国立大学の60〜70%は女性
 ■試験制度の問題(成績順)・・・女性特有のきめ細かさが向く
 開業者は男性より少ないが今後増加する傾向あり?
いまだ開業指向は続く傾向
 ■諸般の事情により地方化する傾向あ
 ■比較的小規模病院での増加の傾向あり
 ■都心部は店舗内での開業増加
 ■自分の城が持ちたい希望あり
 ■勤務医時代は報われない?
 ■勤務医時代の社会制度がない
時間外緊急診療対応の増加
 ■対社会の要求に応じて義務?
 ■欧州では義務化されている

 ■競争力の激化のため、問題は料金問題?
 ■3つのタイプあり:夜間のみの受け入れ病院
             大規模病院にての受け入れ
             輪番性の制度での受け入れ
エキゾチック・ペットの増加
 ■手軽に飼育できる
 ■アパート等でも飼育可能
 ■多様化の時代の象徴
 ■診療対象の拡大
情報収集の変化
 ■IT(情報技術)革命
 ■情報の垣根が崩壊
 ■インターネット関連
 ■情報の氾濫?いかに選別するかが問題となる
獣医学の講習会の増加
 ■各種団体の継続教育が活発化
 ■より集う仲間の集まりの増加
 ■週/1回どこかで海外の専門医の講習がある
病院の法人化の増加
 ■全体的な流れの渦中にある
 ■税制面において税理士と相談
 ■雇用面においては社会的な義務?
専門医制度の認知
 ■各種の団体が認知を検討
 ■一定の基準作りが必要となる
 ■誰でも納得する制度の合意が必要である
 ■獣医学の進歩とともに必要な制度
 
10 VTの重要性の増加
 ■獣医師の雇用が今だ難しい
 ■仕事に興味をもちだした
 ■専門的な技術をもちだした
 ■VTの仕事が社会的に認知されつつある
 ■より質の高いVT教育が現実化
11 行動心理学の普及
 ■人と動物が共存するために
 ■社会との結びつきに重要な位置となる
 ■獣医師でこの分野の専門家が増加している
12 動物と人と絆の話題増加
 ■獣医師でこの分野の専門家が必要
 ■社会との結びつきに重要な位置となる
13 マスコミ関連の増加
 ■動物病院に対する社会の関心が高くなる
  (社会的地位の上昇による)
 ■良い悪い話題にせよ増加する傾向となる
14 ペット・ケアの増加
 ■獣医療関連サービスは総収入の約33%を占める
 ■収入の増加の手段として
15 医薬品の低コスト化
 ■通信販売を利用
 ■バッタ問屋を利用
 ■ラベル外適応を利用
 ■大量購入を利用
 ■国内外から購入
16 動物病院と税務調査
 ■地位の向上とともに社会の監視も向上する
 ■過去に集中査察重点業種に指定された結果で10位にランク
17 サテライト病院の増加
 ■過去の実績にての資金力の違いゆえ
 ■1度目より2度目はノウハウあり
 ■昨今の不動産事情にて借り易い
 ■人材の確保が課題となる
18 病院の移転の増加
 ■都市部から人工増加地区へ
 ■都市部の集中化の問題
 ■一般臨床へ気軽さから移項
 ■収入増をめざして
19 引退する獣医師の増加
 ■高齢による引退、その他の理由にても引退が今後増加傾向
 ■問題は後継者がいない場合その後の設備がどうなるか?
20 猫専門病院の増加
 ■都心部の病院は約60〜70%が猫
 ■すべてが小型化でOK
 ■猫のみの印象が良い
21 海外への研修医の増加
 ■サラリーマン化の反面向学心に燃える獣医師もいる
 ■各種の海外セミナーが多彩
 ■研修制度の一貫として実行
22 臨床検査所の多様化
 ■集配する動物専門の検査所
 ■海外との提携の検査所
 ■特殊検査もどんどん可能?
23 マイクロ・チップの使用
 ■欧米ではかなり普及している
 ■対社会的な広報が必要
 ■犬猫以外でも普及の努力を
 ■例えばハワイ等の出国では義務化
24 財団法人等の病院の出現
 ■大学以外の法人、個人以外の形態の動物病院が出現して多様化の傾向を示す
25 低料金病院の増加の傾向
 ■低料金を売り物に病院経営を狙う
 ■低料金、即低医療をどこまで理解してもらうかが問題
 ■個別の割り引き制度も増加?
26 勤務医の増加の傾向
 ■給与の増加により勤務医を目指す獣医師も増加する傾向
27 勤務医の待遇の改善の傾向
 ■研修医、勤務医、確保の原則に従って労働3条件がより良くなる
 ■出来高制の形態が増加の傾向
28 米国教育の導入
 ■教育の規制の撤廃の始まり
 ■受け入れる大学側が問題?
29 高額医療費の問題提起
 ■飼主の価値観と支払い能力との関係
 ■十分な説明と同意が必要
 ■医療トラブルが根底の原因
 ■マスコミ等の標的となる
30 裁判による紛争の増加
 ■高度な医療を受け入れるため高額な料金となり、紛争も増加の傾向にある
 ■高度情報網のため診療の内容で争われる?
31 共同組合による購入
 ■大量仕入れのためコストの低下が可能
 ■スケールメリットを生かした販売が増加の傾向
 ■通信販売の激化?
32 企業病院の出現
 ■問題は人材の確保と卓越したアドバイサーが必要となる点にある
 ■ペット関連会社の最終目標?
 ■企業の定義が問題!
33 スーパーペットストアーの出現
 ■大型ペット・ストアーの動物病院の併設
 ■ワン・ストップを狙う
 ■獣医師の確保が問題
34 動物実習に伴う問題提起
 ■今後の動物を使用した実習はより難しくなる?
 ■各種の団体の食い違いが問題
 ■各種団体の活動の活発化
35 欧米の獣医師の参加?
 ■米国の獣医師が日本で開業?
 ■米国企業がどうでるか?
 ■休暇がてら日本に拠点?