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all words by Dr.NORIHIRO KOMIYAMA

Dr. 小宮山のマネージメント講座

現代獣医学臨床の秘密

たかが元気なし、されど元気なし
たかが下痢、されど下痢
たかが嘔吐、されど嘔吐
たかが食欲不振、されど食欲不振

どうやって診断するの?
 ■身体検査のみで終わるの?
 ■科学的な裏付けは?
 ■ただ治ればいいの?
 ■再発するの言わないの?
 ■合併症は考えるの?
 ■その病気の進行度は?
対症療法(体全体の抵抗性を高める) 
VS 
非対症療法(その病気を発見し治療する)
対症療法動物病院
 ■皮下筋注療法
 ■多くを自然治癒力に頼る
 ■非高額非高度医療
 ■飼主原因説
 ■収入が限定的となる
 ■単純な医療行為の繰り返し
 ■あまり勉強をしなくてすむ
 ■何かものたらしさを感じる
 ■説明説得に自己能力の80%
 ■診断治療に自己能力の20%

ゆえに飼い主は満足しても治癒率は低い?
これに対して非対症療法の動物病院は当然両方の療法を行う
両対症療法(非対症療法)動物病院
 ■時間的に追われるとこあり
 ■飼主への説明がおろそかとなる
 ■学問への情熱が必要
 ■目の前は学問のみ社会性なし
 ■診断治療に自己能力の80%
 ■説明説得に自己能力の20%

ゆえに説明不足となり飼い主は満足しない?
現代の獣医学は病気を探す傾向にある!
 ■いかにルーティン・チェクアップから抜け出すか?
 ■MS(皮下・筋肉注射のみ)動物病院からの脱却?
 ■梱包診断医療(PDM)はどこまで許されるか?
 ■ワクチン・フィラリア・ノミ予防病院からの脱却?
動物病院のタイプ
 ■タイプ1 : 入院できる動物病院
         (容態観察、持続治療ができる)
              VS
 ■タイプ2 : 入院できない動物病院
         (容態観察、持続治療ができない)
 ■タイプ1 : 5大検査ができる動物病院
         (尿、糞便、血液、心電図、X線撮影、)
                  
VS
 ■タイプ2 : 5大検査できない動物病院
         (各々少しの部分しか検査できない)
 ■タイプ1 : 手術できる動物病院
         (特殊な手術を除いて、ほとんどできる)
              VS
 ■タイプ2 : 手術できない動物病院
         (主な手術のみで、その他はしない)
 ■タイプ1 : 点滴治療できる動物病院
         (持続的に点滴治療ができる環境)
              VS
 ■タイプ2 : 点滴治療できない動物病院
         (一時的な静脈注射ぐらいしかしない)
 ■タイプ1 : 休日のない動物病院
         (いつでも診察が受けられる)
                 
VS
 ■タイプ2 : 休日のない動物病院
         (診察ができる日が限定される)
どうやって病気を実証するか?
 ■獣医学は眼にみえないから実証しにくい
 ■判り易い言葉で説明する
 ■事物と比較対象して説明する
 ■模型や図表等を使用して説明する
 ■手術?生検?剖検?特殊検査?
多くは病気を実証できない場合が多い。
そのような時どう説明するか?

 ■眼にみえない獣医学を見えるようにする
 ■画像診断を取り入れて説明する