アクセスカウンター アクセスカウンター アクセスカウンター From 2010.3.23


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all words by Dr.NORIHIRO KOMIYAMA

はじめに 獣医師として
の誓い
当病院の誓い

当病院の誓い
三鷹獣医科グループの17の誓い

1 積極的な
獣医療情報
の公開
獣医療の診断や治療法にはいろいろな方法があり、1つの系列・学閥・国内情報によってのみ支配されるべきではありません。

この意味する所は、たとえば飼い主様の希望する治療等の、いろいろな可能性を検討し、それをできるだけ取り入れる獣医療を行うと言うことです。

そのためには積極的な獣医療情報の公開が必要と思われます。当病院では、いろいろな治療法や診断法から獣医療の程度を選択できる複数獣医療選択方式を採用しています。

2 より実践的な
獣医療への
対応
実践的な獣医療を種々の程度に応じて役立てるよう努力しています。当病院の獣医師は、高度な獣医療(専門的で高度な診断と治療)から低い獣医療(比較的低料金で診療を行う)まで対応できるよう、幅広い獣医療知識を目指して日夜トレーニングを積んでいます。

3 開かれた
獣医療
積極的な獣医療データの公開を目指しています。各々の検査等についてその結果の数値が報告され、またその基準値・意義・解釈の説明も多くの場合そえてあります。難解と思われる獣医療をできる限り判り易い言葉で解説します。

4 分かりやすい
画像で診断する
獣医療
比較説明と画像診断により分かりやすい獣医療を目指しています。医療用語には比較的難解な言葉が多くありますので、分かりやすい例えを用いながら説明します。

また医療は眼に見えないため、何が起こっているか分かりにくいのです。そのような場合、すべてではありませんが画像診断が強力な武器になります。眼に見えない医療が眼に見えてくるのです。

当院では、積極的に画像診断(X線読影・超音波・内視鏡等)を取り入れて、応用しています。

5 安心で
納得できる
獣医療
獣医療にも低い獣医療(症状から治療する)から高度な獣医療(原因を追究する)までさまざまなレベルがあります。

どんな獣医療レベルで診断や治療を行うかは、いっしょに相談しましょう。どのレベルを選択するかによって、検査や治療の方法が違ってくるからです。と言うことは料金に違いがあると言うことです。選ぶ料金によって獣医療のレベルが決定されるからです。

当院では、あらかじめの料金を飼い主様と相談し、飼い主様が安心して納得できる料金での診療を心がけています。

6 安全な環境で
行われる
獣医療
当院では各々の目的別の部屋(区域)が16あり、それぞれが、各々の目的に使用(例えば手術目的の手術室、検査を行うための検査室等)されるために作られてありますので、より安全な環境にて、各々の診療が行われています。

また各々の部屋別(区域別)管理責任者が任命され、管理されています。

7 信頼できる
獣医療技術
私たちの病院の医療は原則的に、チーム医療・グループ診療であり、各々の動物に1人のみの医者だけが診療する体制(完全担当医制)ではありません。しかし現在約20%の診療は飼い主様の任意による指名制(指名担当医制)によって診療が行われています。それゆえに毎日診察後に行われる、カルテ検討会の時に、他の獣医師(指導医)の目が常に注がれていますから、セイフティネットの役割を果たしてくれます。

また手術が必要と思われる症例においても、研修医を除く勤務獣医師の半数以上の同意をもって、手術が行われる体制が取られています。

8 飼い主様の
希望・思いの
尊重
人間の医学ではよく「病気を見ずして、病人を診よ」と言われますが、このことは、「病気は治した、だが患者は死んだ」と同じ意味合いを持つと思われます。

獣医療はサービス業ですから、飼い主様の意思を尊重しなければなりません。獣医療はこうあるべきだ、と獣医師がかってに思い込む前に飼い主様の希望にできるだけ近づけて診療します。この意味は出来合いのオーダーではなく、オーダーメード獣医療(各々の個性を尊重した獣医療)を意味します。

9 コミュニ
ケーション
インフォームド・コンセント(説明と同意)は獣医療にとって、最も重要です。動物の医療は人間のように、最低限(例えば保険診療内の診断と治療)の基準の設定は、考え方の問題等があり各々の病院でかなりの違いがあります。各々の病院でできることと、できないことの基準が飼い主様はわからないからです。

当院では飼い主様に納得して同意してもらうことを心掛けています。このインフォームド・コンセントの意味は、ただ単に説明をすれば良いと言うわけではありません。

10 獣医学の
原点は
救急治療にあり
誰しも自分の伴侶動物が急に病気になるとは思いたくありません。不慮の事故・緊急時にこそ現代獣医療の本領が発揮されます。

交通事故を始め、不慮の事故・毒物の摂取・難産や心臓病等による急性の呼吸困難や止まらない咳・猫の下部尿路症候群による尿の排尿困難等、動物の容態が急変することがあります。

獣医学の原点は緊急治療にあり、と三鷹獣医科グループでは1977年創立から24時間緊急診療の体制(365日間年中無休)で診療を行っています。当病院では、まったく初診の方でも24時間緊急サービスの診療を受けることができます。緊急だと思われた場合には御遠慮なく御来院ください。

11 証明された
獣医学が
第1選択
獣医学情報にも、さまざまな程度があり、信頼できる情報(学会誌の報告や成書から)と信頼できない風潮情報(例えば犬が風邪をひいた)とさまざまあります。それらの判断たとえばどんな治療法が有効か?飼い主様方が大いにまどわされることもあるかもしれませんが、その基本はその獣医学情報が、根拠に基づいた獣医療―EBVMに基づいているかどうかです。

当院では科学的に裏づけられた(証明された)獣医学(EBVM)での診断と治療が第1選択です。

12 高度医療
への対応
動物の医療形態も時代の進歩とともに大きく変わってきています。大きな特徴は予防医学の発達にともない動物の寿命が長くなってきたことです。

ここまで寿命が延びたことには、予防接種やフィラリア予防の普及・良質なドッグフードの出現・外科手術や輸血の技術の発達・抗生物質を始めとした薬剤効用の拡大・新しい診断技術・より安全な麻酔薬の開発等が大きく影響しています。

また、人間の医療のために開発された新しい治療法や技術が動物に応用され、動物の医療もかなり進歩してきています。

もちろんそれらの進歩した獣医療を行うためには、行う側の動物病院の人員・設備・技量の問題がありますが、当院では最新の設備と、最高の技術を目指して日夜、診療しております。

13 痛くない
獣医療
動物は痛くない?そんなことはありません。動物も痛みを感じます。例えば癌などに対してはかなり痛みを感じる時があります。それほど典型的ではないにしても、ある種の痛みを伴う手術に対しては、術後鎮静剤等を使用しないと合伴症の可能性が高くなったり、予後が悪くなったり、最悪の場合死亡したりする可能性もあります。

当院では、入院する神経質で非常に怖がっている動物には一時的に精神安定剤を投与したり、苦痛を感じていると思われる動物に対しては積極的に鎮静剤の投与を行っています。最近では副作用の少ない鎮静剤を使用できるようになったことがその理由です。動物の苦痛を救うことが獣医師に課せられた重要な使命だからです。

14 セカンド
オピニオン
制度の採用
これは第2の獣医師の意見を聞くまたは相談する制度です。何か獣医療上の問題(診断や治療に関する問題のみ)で困ったり、迷っていることがありましたら御相談ください。できるだけ現実可能なアドバイスを心掛けています。

15 在宅獣医療
制度の採用
この制度は、在宅でできる治療は、積極的に飼い主様の方に参加してもらい、行うと言う制度です。継続治療がどうしても必要な場合の際には、なるべく飼い主様の方の費用を抑える意味でも、この在宅獣医療制度を御利用ください。これらの内容には、皮下輸液を始め皮下注射・輸液ポンプ(自動点滴装置)等できる可能性のある獣医療を飼い主様みずからが行うものです。

16 紹介制度の
採用
いろいろな理由(引越・遠方等)で当院に通院が不可能な場合や、獣医療上で必要と思われ、当院に設備がない場合(例えばMRI―核磁気共鳴装置等)には紹介いたします。

17 クリティカル
パスの導入
当院ではチーム医療に関わる全員が、効率的にケアを行うために、スケジュールに従って、入院説明・飼い方指導・看護内容・検査内容・退院時の説明を、根拠のある獣医療を中心にして説明し、インフォームド・コンセントを行っています。