耳が痒い(耳を見るだけ)、皮膚が痒い(皮膚を見るだけ)で薬を渡される・・・・・・・・・・・・
これをくり返す。

皮膚病の基本の診断は、その皮膚(この場合は耳の中の成分)の部分を、掻き取ったり、少し削ったり、して、その病変の一部を顕微鏡で調べ、何があるか調べるのが基本です。そしてかゆい、かゆい皮膚病は、寄生虫、細菌感染、カビとか酵母の種類(水虫の様なもの)を、いろいろ顕微鏡以外の検査も取り入れて調べます。慢性の治りにくい皮膚病は、生検(皮膚の一部分を摘出する)する必要があります。そしてその皮膚の一部を病理学的に調べます。原因を調べずして、ただ単に治療を、えんえんと繰り返すことは、良い獣医学ではありません。

(※耳の病気について、 ※皮膚病に関する最新情報 )