| ■はじめに |
| 新しい色のカナリアが、色変わりのため交配されている。カナリアは小さな遺伝子供給源を持つ。突然変異は遺伝的疾患と関連があるかもしれない。飛べない羽毛・正常な飛翔では翼と翼がぶつかってしまうような羽毛・クロアカ周囲に排泄物が蓄積するような羽毛・角膜の中に突き出る羽毛を持つ。 |
| ■食餌 |
| 食餌については、カナリアのために特別に処方された食事が勧められる。羽毛の色はカロチノイドの色素沈着に関連した種において食餌依存性である。赤色の要因や新しい色のカナリアは、カロチノイドの外因性供給源が必要である。藻類(spirulina)を含む市販の食餌は、独特の羽毛色のためにカロチノイドを供給している。種子の粗食を栄養学的に向上させるために、卵の餌は、繁殖期間中のカナリアへ伝統的に給餌されている。 |
| ■住まい |
住まいについては、蚊がいそうな地域では(水痘から守るため)、カナリアを飼育するのに室内温度がコントロールされた部屋が好ましい。必要な最小限の囲いの大きさは、12インチ×12インチ×10インチ。様々な幅の天然の枝が留まり木として最もよい。
日照周期は自然の周期に従うべきである。繁殖期の準備には日照の長さを増やす。砂礫の留まり木・紙は奨められない。囲いには新聞紙、肉屋の紙あるいは単純な茶色の紙をひくことができる。
雄は、他の雄と別々にケージに入れるとよいが、さえずるのを刺激するために、見たり聞いたりできる範囲内に置いておくのが望ましい。もし、鳥類飼育場が十分に高い位置に留まり木を置き、複数の餌場があり、隠れるための豊富な群葉が用意されているなら、様々な年齢、雌雄両性でのグループ飼育はうまくいく。
| カナリアはきれい好きで飼いやすいが、触れられるのが好きではない。もし、雄のカナリアが病気になると、さえずらなくなるかもしれない。そして、たとえ最初の病気が治ったとしても、次の春までは発声を再開しないかもしれない。カナリアの中には、たとえ雌でも、年中さえずるものもいる。 |
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| ■早見表 |
| 体長 |
体重 |
性成熟
年齢 |
最高
寿命
(記録
アリ) |
平均
寿命
(飼育
鳥) |
1腹
あたり
の卵 |
抱卵
期間 |
巣立ち |
4.5-7.0
インチ |
12-30g |
1年 |
20-25年 |
5-15年 |
3-5個 |
12-14日 |
11-17日 |
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| ■雌雄判別法 |
| 雌雄判別法は、雄は内因性テストステロンの変動に反応して普通、春に最もよくさえずる鳴鳥である。繁殖期中、雄でクロアカの腫脹や尾側を押す行動が見られる。 |
| ■予防看護 |
・常に爪を切りそろえておく―Check band炎症/狭窄？
・鳥の集団の中へ導入する前に、新しい鳥をそれぞれ隔離し、寄生虫や感染性疾患の検査や治療をしなければならない
・足・爪先・身体の他の部位に絡まるような細い合成繊維を、巣の材料として用意するのを避ける
・自由に飛び回っている鳥が屋外鳥類飼育場へ接触するのを避ける
・最低限年2回(繁殖させる鳥なら年4回)は、鳥の体重を測定する |
| ■カナリアの一般的な臨床的疾患状態 |
・羽皮の嚢胞
・Trichomonasトリコモナス感染
・脱毛症候群※
・締め付けられた足や指
・麦わら羽皮とその他の羽皮の異常
・爪や嘴の損傷
・肥満(＋脂肪腫)
・産科の問題(卵詰まり・卵関連性腹膜炎・卵黄塞栓)※
・ポックスウイルス感染
・寄生虫
・呼吸困難(急性：lith)※
・ネミドコプテス
・ダニ感染
・白内障※
・気嚢や気管のダニ
・乳頭腫症
・Plasmodium sp. マラリア原虫属およびトキソプラズマ症
・脛骨骨折
※大抵栄養不足と関連している |
