ステロイドを長く与えているのですが、多飲多尿、多食になりました・・・・・・・
どうしたら良いのですか?

何かの病気例えばアレルギー性皮膚炎の痒み等の治療の際、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を比較的長く使用することも、ありますが、その副作用について、飼い主の方は、あらかじめその説明を聞いておくべきです。問題はどんな種類のステロイドをどんな量、どの位の期間、飲ませたかによります。その副作用の現れかたは、猫の状態等によっても違ってきます。猫は本来、ステロイドにたいして強いのですが、それでも限界もあります。一般的に言って、猫はステロイドに対し、人間より5〜10倍は抵抗性(強い)があります。ステロイドの使用をやめると、その病気の症状がまた出てくるから、やめられないと言う論理です。段階的に減少していく(例えば1日ごとの投与等)のが普通のやり方です。もしステロイドを減少したり、止めると症状がでる場合は、他の薬剤に換えたり、減少したりして調節します。しかし最近、猫でのステロイド療法によって、うっ血性心不全が発症することがある、と言う報告があり、臨床獣医師は注意深く注目しています。