犬と人間の共生のために
犬の躾と訓練 そこには躾の問題が存在する
- 犬の躾でまず最初に知るべき重要なこと
 - それは人間と犬の関係です、どちらが優位に立つべきか?
人間はみな平等ですが、残念ですが、あなたのかわいい犬と人間は平等ではありません。 - 権勢症状群(アルファシンドローム)と言う言葉は聞いたことありますか?
 - これは優位性が崩壊する現象です。
犬より人間が優位に立たなければなりません。 - 犬にはリーダー(指導者)が必要です。犬の先祖は狼です。
 - 狼は群れを成して生き、リーダーがいます。
人間社会に住む犬は?犬のリーダーは誰ですか?それは犬の飼い主であるあなたです。 - リーダーが不在の状態では、
 - 犬は自身がリーダーになろうとします。するといろいろな問題が起きます。
 - とにかく可愛い、可愛い!では駄目です。
 - 可愛い子には旅をさせろ!のごとくしっかりした指導が重要です。
可愛い程躾が重要です。 - うちでは犬が一番?犬の行動は自然の行動?
 - なんたって犬の自由に?では事故のもとです。
 - 犬の本能について
 - 良い本能すなわち服従本能のみを引き出すこと!これが犬の先祖である狼の本能です。
強いものには服従し弱いものには威勢をはる - 犬の社会と人間の社会の関係は?(その1)
 - 犬は群れをつくる動物です。群れの中には順位があります。
人間社会では群れは家族で、ボス(リーダー)はあなたです。 - なぜこの論理が判ったのか?
 - 犬の行動科学の分析から生まれた論理と実証からこれが行動獣医学の始まりでした。
 - 犬に挨拶をしないこと、なぜなら?
 - 自分がリーダーと錯覚する?
リーダー不在となる自己中心のわがまま犬となる - 犬には人間が上であることをわからせる。
 - 飼い主は常に犬を指導する立場である。犬に指導されてはいけません。
下位のものは上位のものに従うことが原則 - テリトリー(縄張り)について
 - 犬には縄張り意識がある
自分の縄張りを守ろうとする
雄はより上位を目指す - マーキング(匂付け)について
 - 縄張り行動の一種
より上位への意識行動 - 散歩とストレス
 - 排泄行動であってはならない
習慣化するとストレスとなる - 犬は古来から横穴の動物です。
 - 縦穴ではなく横穴に入ります。
犬の家はケージです。家が必要である - 犬の食事は人間が終わってから与える
 - 犬が先だと犬が優位となる。
早く食べた方が上位となる
食べ終わったら犬に食事を与える - 引っ張り合いしたら負けてはいけない
 - これは狩猟本能のなごり
勝った方が上位となる
ゆえに負けるようならやらないこと - 緊張(カーミング)サインについて
 - 緊張している時の症状
あくびをする
舌をペロペロなめる
胃腸の病気の症状ではない - イヤーバック(耳を後ろに)フラップ(下向き)
 - うれしい時や緊張している動作
耳を後ろに、そして下向きにする
そして眼を細めることもあり 
愛犬のしつけ度チェック
まずは、あなたの愛犬のしつけが「何点」か調べてみましょう。
いくつか簡単な質問をします。以下の質問を読み、「該当する」項目があれば1つにつき1点として数えてください。
| 1飼主にとびつく | 
|---|
| 2先に立って歩く、止まれができない | 
| 3飼主をなめる | 
| 4呼んでも来ない | 
| 5食事中近づくと怒る | 
| 6吠えやまない | 
| 7どかすと嫌がる、または威嚇する | 
| 8あそんでいる物を取られまいとする | 
| 9寝るときベッドの上に来たがる。 | 
| 10触ると威嚇することがある | 
| 11噛みつくことがある | 
| 12いやなことで不機嫌になる | 
| 13肩の上にのしかかる | 
| 14あまがみをする | 
| 15いつでも食事をせがむ | 
| 16自分のしたい様にする | 
| 17オテができない | 
| 18スワレができない | 
| 19マテができない | 
| 20フセができない | 
【結果と評価】
ご回答ありがとうございました。あなたの点数に応じた評価は以下の通りです。
| ・5点以下 | ・・・合格:しつけがよくできています。この調子で維持しましょう。 | 
|---|---|
| ・6点~10点 | ・・・まあまあ合格:多くの点で問題ありませんが、さらに改善できる余地があります。 | 
| ・11点~15点 | ・・・不合格:基礎的なしつけの見直しが必要です。本格的に取り組むことをお勧めします。 | 
| ・16点以上 | ・・・完全な不合格:かなり本格的な訓練や、専門家によるサポートが必要なレベルです。 | 
Q&A解説
- 1 飼主にとびつく
 - 喜ぶ気持ちはわかりますが、させないように指導します。
 - 2 先に立って歩く、止まれができない
 - これができないと危険がいっぱいです。
 - 3 飼主をなめる
 - 上位が下位を、親は子供をなめるが子供は決して親をなめない。
 - 4 呼んでも来ない
 - すべての訓練の始めの第一歩です。基本中の基本。
 - 5 食事中近づくと怒る
 - 怒らなければかなりOK、これができればかなりOKです。
 - 6 吠えやまない
 - すべての訓練の始めの第一歩です。基本中の基本。
 - 7 どかすと威嚇
 - 人間が通る場合は犬にどいてもらう、躾の基本です。
 - 8 あそんでいる物を取られまいと威嚇
 - 狩猟本能のなごり勝った方が上位となる
 - 9 寝るときベッドの上に来たがる。
 - 同じ目線以上で、犬が優位となるから。
 - 10 触ると威嚇
 - 上位と思うと威嚇行動が激しくなる。
 - 11 噛みつくことがある
 - 人間社会に住む犬の掟は人間を噛まないこと。
 - 12 いやなことで威嚇
 - 上位と思うと威嚇行動が激しくなる。
 - 13 肩の上にのしかかる
 - 同じ目線以上で、犬が優位となるから。
 - 14 あまがみをする
 - 噛む動作の一歩手前、犬の掟は人間を噛まないこと。
 - 15 食事をせがむ
 - 犬が先だと犬が優位となる、先の方が上位、食べ終わったら犬に。
 - 16 自分のしたい様にする
 - 自身が優位になろうとする表れです。
 - 17 オテができない
 - すべての訓練の始めの第一歩です。基本中の基本。
 - 18 スワレができない
 - 犬の訓練の基本動作、始めの第一歩です。基本中の基本。
 - 19 マテができない
 - 犬の訓練の基本動作、始めの第一歩です。基本中の基本。
 - 20 フセができない
 - 犬の訓練の基本動作、始めの第一歩です。基本中の基本。
 
