外科手術を受けるに当たっての心構えと注意点

動物病院での外科手術 ◆外科手術を受けるに当たっての心構えと注意点をお読みください。
動物病院で受けることのできる外科手術には様々な手術があります。獣医療においても、獣医師の中には 外科手術を好み得意とする獣医師と、あまり外科手術を好まず不得意とする獣医師がいます。
動物病院での外科手術が必要となる状態には、どのようなものがあるのでしょうか。 動物への外科手術は、人間に対するものと同様にいくつかの領域に分けられています。 代表的なものとしては、神経外科、整形外科、内臓外科などがあります。 例えば神経外科手術が必要となる代表的な疾患として、椎間板ヘルニアがあります。 ダックスフントがかかりやすい疾患で腰が抜けたように、両方の後ろ足を引きずります。前足のみで動くことになります。
この病気は症状の程度から5段階にレベル分けされており、最重度であるグレードXは、発覚すれば動物病院での早急な手術が必要になる状態です。これは後ろ脚に痛みを感じなくなる状態です。椎間板ヘルニアと言われたら、後ろ脚の裏に痛みの感覚があるか必ず獣医師に聞いてください。痛みがない場合は手術が必要となります。内科の治療等(ステロイド?)で様子みましょう?と言われたら、まずは歩ける確率は非常に少なくなります。この場合外科手術が必要となるのは、外科手術の常識です。 後肢の完全麻痺も外科手術の対象になります。注意すべきは手術ができない獣医師は手術の事を話さない場合がまれにあるかもしれません。 ダックスフントは、生まれもった体型から椎間板ヘルニアを患いやすいため、完全な予防が難しく、手術や適切な処置が必要になるケースが多いのです。ますは肥満させないように心掛けてください。 また、四肢の骨折や脱臼、前十字靱帯の断裂などは、整形外科手術が必要となる場合があります。 各症状で手術の手法は複数種類あり、動物の年齢や症状の状態などを加味した上で最適な手法が用いられます。 いずれにせよ動物の不調や異変にお気づきの場合は、早急な動物病院での検査が望まれます。

動物病院での外科手術 当センターは、整形外科を始め、内臓外科、神経外科、腫瘍外科、消化器外科等各種の領域の外科手術に対応している動物病院です。これらの他にも、心臓外科手術や、口腔外科手術、眼科の手術などにも対応しています。 また、一般的に動物病院で扱うことが多い犬や猫以外にも、フェレット、ウサギ、イグアナ、カメ、鳥類などの手術に対しても御相談ください。当センターの外科手術は、まず入念な病歴の聴取や身体検査を行うところから始まります。その後に、X線検査、血液検査、CT検査など、さまざまな角度から動物の症状、手術が可能かどうかを診ていきます。ここで手術が可能と判断した場合のみ手術を行います。手術ではまず麻酔を行いますが、当センターでは安全性の高い吸入麻酔を使用しています。 また使用する器具は消毒管理を徹底しております。さまざまな状態の動物に対して、最善の対応ができるよう設備や技術を備えておりますので、どのような症状であってもまずはご相談ください。また手術と言えば、即麻酔と言われるほど、麻酔管理も重要です。異なる種類の5つ(最低でも3つ)以上のモニターが望ましいとされています。 三鷹獣医科グループの外科手術に関しては別途、武蔵野動物・外科センターを参照してください。

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