カエルの飼い方と病気
カエルの性質について
カエルは世界中に4400種ほどの種類があります。それぞれの地域に適応し、さまざまな環境で生活していて、かなり乾燥した地域に住む種類や、一生の大半を土の中で過ごすものもいます。日本のカエルは寒い時期、自然下では冬眠しますが、飼育下では保温して飼うことをオススメします。
カエルの食餌について
カエルは肉食性であり、基本的には以下のような昆虫を主食としています。
コオロギ、ハエ、ミミズ、バッタ、イモムシなどの幼虫(シルクワーム、ハニーワーム)、金魚、メダカ、ピンクマウスなど…
ツノガエルなどは人工フードも食べる場合もあります。
食餌間隔は、2~3日に1回か1~2週間に1回が適しています。
飼育環境について
プラケースで飼育可能ですが、高さがあると理想です。口ではなくお腹から水を補給するため、毎日交換してキレイに保ちましょう。温度は21~28℃に保ちましょう。乾燥に弱いので湿度を50%に保つようにしましょう。
雄雌の判別
カエルは一般的にメスの方がオスよりも体は大きい。
声が大きくて、高いのがオス。
オスは喉や顎の下に「鳴嚢」という鳴き袋を持っており、これを膨らませて鳴きます。メスはあまり発達してません。
寿命
種類によって異なりますが10年程度です。
飼育環境によっても異なります。
体温
カエルは変温動物(外部の温度により体温が変化する動物)です。変温動物は外界の温度に適応して体温調節を行っているのです。
病気について
| 脱水症状 | カエルは、水が不可欠な動物です。必要な水が不足すると、脱水症状になります。 | 
|---|---|
| 誤飲・腸閉塞 | 水槽に敷いている砂などを誤って飲み込んでしまうことがあります。 | 
| ツボカビ症 | カビである真菌が原因で発症する感染症の一種です。 | 
| 代謝性骨疾患 | 通称「くる病」。骨を形成する過程で、十分なカルシウムやリン、ビタミン、日光浴が不足することで起こりやすくなります。 | 
| 寄生虫 | カエルに寄生する虫の種類はさまざまですが、元気かつ虫の数が少ない場合は大きな症状が見られない場合が多いです。 | 
