水棲ガメの飼い方と病気
水カメの性質について
代謝が低いために、長時間水中に潜ることができます。全てのカメは卵を産んで繁殖します。繁殖するときは陸上へ上がり、穴を掘って産卵します。
常に世話している飼い主に対しては、視力、足音、匂いなどで見分けています。
脱皮します。
水カメの食餌について
水カメは雑食で肉類、魚類、昆虫、植物、果物など食べます。
多くのカメ類は少量の餌を頻繁に食べているのが普通です。飼育下で頻繁に行うのは困難です。そこで1回量をカメの頭に3倍量に設定し、残した量を1回の目安にして与えてください。カメはとても臆病な生き物です。さわり過ぎるとストレスで食欲不振になったりするの注意しましょう。
水カメの飼育環境について
カメはもともときれい好きな生き物です。汚れた水で飼育すると細菌が増殖しますので飼育水はいつもキレイに保ちましょう。
            *カメを触ったら必ずよく手を洗いましょう。
室内で飼う場合、出来るだけ大きいケースを用意します。石やレンガで、甲羅干しができる陸地を作ると良いです。水温は26~28℃程度が目安です。
カメは日光浴が大好きです。できれば毎日行いましょう。
            *カメは変温動物で回りの環境に影響され、体温調節が難しい生き物です。ゲージは直射日光は避けて日陰に置きましょう。理想は1日30分~1時間ぐらいを目安に日光浴したり、明るい日陰であれば約半日置きましょう。
雄雌の判別
オスの尾は太くて長く、総排泄孔が甲羅のふちより外側にあって、メスは短く、総排泄孔は甲羅のふちより内側にあります。
寿命
適切に飼育された場合、10年以上生きることが一般的です。
病気について
- 水カビ病
 まぶたや手足の皮膚だけでなく、甲羅にも白や赤いカビが生えて変色します。
 原因は水質が悪い、日光不足、温度管理、ストレスによる免疫力の低下。
- 甲羅が柔らかい
 主な原因は紫外線不足、ビタミンD、カルシウム不足
- 食欲不振
 原因は水温が多いです。水温が低く体温が低下すると餌を消化することができなくなり、食欲低下になります。
- 卵づまり
 メスのカメが元気、食欲がなくなるときは卵づまりを疑う必要があります。
 原因はカルシウム不足、産卵に適した場所がない、肥満、痩せすぎです。
- 腎不全
- 心臓病
- 咬傷
- 結膜炎
- 誤飲
