撮影動画持参のすすめ!
ご来院前に症状を携帯電話で動画撮影してご持参ください。
診断の助けになります
獣医師が早く的確に動物の病状を把握するための助けになりますので、飼い主の方には、病気の状態を携帯電話やスマートフォン等で動画撮影してご持参いただきたいのです。100の言葉を並べていただくより、10秒一本の動画をご提示いただく方がより的確な把握ができるといってもよいでしょう。
動物病院では、まず病歴に関する詳細な「聞き取りー病歴の聴取」を行います。次に身体検査(心臓血管系、神経系、整形外科系、皮膚系、消化器系、泌尿器系等)へと移行するのですが、その病歴の聴取の際に、言葉のみならず、写真や特に動画撮影が非常に役立つことがあるのです。ぜひ動画をお撮りになりお見せください。

この動画情報はその後に行う、各種の検査(血液、血液化学、尿、便、X線、超音波、血圧、心電図、CT等)の結果との組み合わせにより非常に役立つことがあるのです。写真や動画、特に撮影動画が役に立ちます。
また、エキゾチック・ペットの場合には、特に飼育環境の動画(ケージ内の様子と配置の関係、保温法、水と食事の与え方等)、普段与えている食事の種類等の動画もお願いします。エキゾチック・ペットは普段の飼育環境と食事の関係が病気と密接に関係しているからです。大きなケージや水槽をご持参いただくのは大変です、その点でも動画の撮影をおすすめいたします。
特に動画が有効となる状態には、次のようなものがあります。

- 痙攣・発作・癲癇状態
- 頭を振る、震える
- 問題行動、異常な行動の様子動画を撮影して動物病院へ行こう
- 異常な神経症状の様子
- 苦しそうにしている、呼吸困難?
- 痛がっている?状態が変?
- 破行、足を引きずる、横や後ろから
- 躾の指導時の様子
- 排尿の姿勢が不自然
- 変な鳴き声をするが?
- 歩き方がおかしい、ふらふらする、横から後ろから
- 嘔吐をしている状態、何を吐いたの?
- 下痢をしている状態、どんな下痢?
- 異常な排尿や排便の様子
- 咳をしている状態(猫が続けて咳をする?喘息なの?)
- 咳?くしゃみ?逆くしゃみ?
- 可能であれば、何らかの事件や事故の様子
- 歯磨きの仕方は?これでよいの?
- 食事の食べ方、食べている様子
- 変な音がする?その状態の様子
- 皮膚病の初期?痒がる部分?
- こんな動作するが異常なの?
- いびきをする、その音の大きさの記録、日付入り
- 出来物ができた?これ何?初期の頃が最適です。
- エキゾチック・ペットの各々の異常な動作
※時に写真でも有効な場合があります。
- 日付入りの「嘔吐や下痢の状態」
- 毒物の名前、ラベル表示など(できれば持参)
※今すぐに撮影してください。後で必ず役立ちます!
- 普段食べているフードの名前(時に忘れることがあります)
- その時々の年齢の動物の様子(いつか役立ちます)
- 体重の記録の様子
- 飼育環境(好きな場所、寝床)等

