三鷹獣医科グループ

エキゾチック

動物別情報

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ヘビの飼い方と病気

ヘビの性質について

ヘビは、外温より少し高い体温で活動でき、消費エネルギー量が少なくて済み、それだけ無駄な動きを必要としません。自分の生息する環境内で気温が上がれば涼しい場所に、気温が下がれば暖かい場所に移動して調整しています。

ヘビは、冬眠や夏眠という生理機能まで持っている省エネ動物です。

ヘビの食餌について

食餌の種類はマウス、ラット、ウズラ、ヒナウズラ、ヒヨコ、鶏頭、マウスの尾、トカゲの尾、鶏肉、鶏手羽…

ヘビの食餌間隔は基本は与えた後に、脱糞を確認し、次の餌を求めて動き始めてから2~4日後で十分です。ヘビの体形を見ながら給餌を行うのがでしょう。

飼育環境について

  1. 日中、一定以上の時間(できれば季節を問わず最近でも5-6時間以上)自然光(太陽光)が当たる部屋であること
  2. 窓が2カ所以上あって空気を抜けさせることができること
  3. 必要以上の震動が室内に伝わらないこと

雄雌の判別

ヘビは総排泄肛がオスとメスで若干異なる箇所がある

寿命

一般的に10~20年程度

体温

雌の体温は29.2℃
雄の体温は28.2℃

病気

  • 拒食
    ある日突然エサを食べなくなる症状で、改善されなければ命を落としてしまう、最も危険で代表的な病気の一つです。
    主な原因は、飼育温度が不適切、ストレス。
  • 脱皮不全
    脱皮がうまくできない症状で、ヘビの場合は体全体になるので脱皮不全は致命的です。
    主な原因は、飼育環境が適切でない場合と、体調を崩している場合の2パターンです。
  • 骨折
  • ダニの寄生